地域共創プロジェクト

【7月28日更新】みんなでつながり、みんなでつくった!「海の日アートフェス 2023 」(開催報告)

今年も『海の日』の7月17日に、流通経済大学「海の日アートフェス」を新松戸キャンパスで開催し、会場は約1000人の来場者でにぎわいました。2年目となった今年は、龍ケ崎キャンパスの学生や教職員が新松戸に集結したほか、多くの地域のみなさんにご協力いただき、様々な形でご参加いただいて、地域の方との「つながり」を実感する一日となりました。

 大学と地域のみなさんが《アート=表現》を通して、“みんなでつながる・みんなでつくる”を目指した今年の海の日アートフェス。目玉のひとつとなったのは、1階のロビーで展開した「バスケもアートだ!」のコーナーです。『バスケで日本を元気に』を合言葉に、龍ケ崎キャンパスの小谷ゼミ(スポーツ健康科学部)、新松戸キャンパスの龍崎ゼミ(社会学部)と齊藤ゼミ(流通情報学部)の学生がコラボし、シュート大会やボードゲームなどバスケットボールを通して地域の皆さんと交流しました。

 流経大と‟つながり“があり、『地域密着』を大事に活動している女子バスケWリーグの「東京羽田ヴィッキーズ」も特別参加し、マスコットのヴィッキーちゃんが、会場を大いに盛り上げてくれました。

 もう一つの目玉は、講堂で行われた「コモンズ・ステージ」です。内容が盛りだくさんとなった今年は午前の部と午後の部の2部に分け、松戸市のアーティストのみなさんも参加して多彩なパフォーマンスが披露されました。午前の部の最初に登場したのは、可愛らしい子どもたちのチアダンスチーム。流経大では、2021年から地域の子どもたちが参加する「知的障がい者チアリーディングの体験会を開いてきましたが、今年の秋、その子どもたちが「チーム」として活動することになり、チーム結成を祝って、千葉県市川市のICSC FAIRIES Athleticsと茨城県つくば市のPHOENIX CHEERLEADERSが駆けつけてくれました。また、流経大チアリーディング部GLITTERSはダイナミックな技を披露、元気いっぱいのステージに来場者との距離がグッと縮まりました。

 続いて、流経大付属柏高校新体操部が、海の日アートフェスに初登場!流経大ダンス部の西山友貴監督が振付をしたOfficial髭男dismの「No Doubt」に合わせて、ポップでフレッシュなパフォーマンスを披露し、会場の視線を釘付けに。そして、衣装チェンジをして、再び登場した新体操部は、今年度の関東大会で発表した「フープ5」を華麗に舞いました。

 流経大ダンス部は、“人と人とのつながり、結びつきを大切に。遠くにいて会えない人にも届くように”という思いが込められた作品「結~時を超えて」を情感豊かに踊り、来場者を魅了。また、新入生も加わってカラフルな衣装で再び登場し、緑黄色社会の「Mela!(メラ)」にのせて、会場に元気と笑顔を届けました。

 今年4月にできたばかりの演劇部は、流経大アート・ディレクターのヴィクトル・ニジェリスコイ先生の指導のもと、指の先から顔の表情まで繊細に、そして身体全体をつかっての表現に挑みました。そして、ステージ午前の部のラストは、加藤直明監督が率いる吹奏楽部。卒業生も加わって、J-POPからアニソン、ロックまで全5曲を披露し、来場者から温かい拍手が送られました。

 新松戸キャンパス内では、ほかにも様々な形で「みんなでつながる・みんなでつくる」コーナーが展開。「読み聞かせワークショップ」では、TBSの皆川玲奈アナウンサーと、NHK財団の松尾剛アナウンサーが講師を務めたほか、社会学部佐藤ゼミの学生なども参加して、鯛の被り物姿で子どもたちを夢中にさせるなど、終始和やかな雰囲気に包まれました。今年の読み聞かせコーナーは、キャンパスの隣にある未来屋書店さんとのコラボも実現し、親子連れや地域の保育士さんなどとともに絵本に囲まれた空間を共有しました。

1階ロビー奥では、社会学部山崎ゼミのベトナム人留学生たちが、その文化を体験するコーナーを設け、地域によって異なるベトナムの旧正月について、色鮮やかな飾り付けとともに紹介、ベトナム語講座や、日本語とベトナム語で絵本の読み聞かせをするなど、来場者アンケート1位を誇る人気ぶりとなりました。こちらのコーナーは松戸市国際推進課や国際交流協会のみなさんにもご協力いただきました。

 1階共有スペースの「コモンズマルシェ」では、地元の農家さんやパン屋さんが、新鮮な野菜やフルーツ、シフォンケーキなどを販売。こちらも多くの地域の方々にお越しいただき、ほとんどの商品が売り切れとなっていました。

 このほか、模型・プラモデル部によるSDGsも意識したフィギュアの展示コーナーや、社会学部秋山ゼミの似顔絵コーナー、流経大ダイバシティ共創センターによる書道コーナー、そして流経大の図書館が所蔵する牧野富太郎(NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデル)に関連する書籍を展示するコーナーなど、実に多様な『アート』でキャンパス中が彩られました。

 「コモンズステージ」午後の部は、ヒューマンビートボックスのライブからスタート!昨年に続き、社会学部2年の力石朝日さんが、口や喉を巧みにつかって、打楽器のような音や、風の音、水の音など様々な音を奏でました。

 そして、ここからまさに『アート』なコラボステージが展開していきます。ヒューマンビートボックスの音が響くなか、茨城県取手市を拠点に活動する書道団体「無限未来」の2人に、社会学部の学生も加わって、積み上げられた箱に「書」が描かれていきます。完成したのは「海」。

 続いて、身体表現と書道のコラボ。真っ白な衣装を着た演劇部の3人とニジェリスコイ先生の体に、無限未来の2人がカラフルに「書」を描いていくと、会場はその独特な世界観に引き込まれていきました。

 「無限未来」と流経大の“つながり”が生まれたのは、2020年。流経大ラグビー部とワークショップを開催したことがきっかけでした。そして、さらにステージ上では、流経大とつながってくださった新松戸のミュージシャンたちによるミニコンサートが繰り広げられます。国際派音楽ユニットChal Chalは異国情緒あふれる音楽を奏で、シンガーソングライターのはなさんが、その伸びやかな歌声を響かせると、来場者も手拍子をしたり一緒に歌を口ずさんだりと、会場が一つに。また、「平和への祈り」をテーマに活動する山本実樹子さんがショパンを奏でると、その情熱的なピアノの音色に会場のみなさんが聞き入っていました。

 そして、「コモンズステージ」のラストは、6月に開催した新松戸キャンパスの学園祭「青春祭」にも出演いただいたテノール歌手・市川浩平さんとソプラノ歌手・枡本侑子さん夫妻が登場。講堂を突き抜けるかのように響き渡る2人の歌声に、来場者は息をのんでいました。声楽家として活動しながら、“芸術の地産地唱”を掲げて「まつどオペラ」を立ち上げ、地域に密着した音楽活動を続ける市川夫妻は、その後、自らが指導する混声合唱団Coro Kokoとともに、美しいハーモニーを披露しました。

 「コモンズステージ」の最後は、海の日アートフェスに携わり、ともにこのフェスを“つくった”スタッフたちも登壇して、東日本大震災の復興ソング「花は咲く」でグランドフィナーレを迎えました。

 今回の海の日アートフェスには、受付、案内、設営、運営、映像記録など、様々な形で多くの学生や職員が参加し、お越しいただいた地域のみなさんと同じ時間・空間を共有することができました。そして、次回の開催に向けて、課題点などについても話し合っています。流通経済大学はこれからも、地域のみなさんとの「コモンズ=共有の空間」を目指しながら、進化していきます。


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