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流経大で新たな“であい”~スペシャルイベント「であう広場」開催!
流通経済大学新松戸キャンパスで、11月26日(日)、市民や学生、教職員、アート関係者などが集う「であう広場~語る 食べる 体験する~」が催され、冷たい雨が降る中ではありましたが、約600人がアートやパフォーマンスを通じて交流を深めました。このイベントは、流通経済大学が主催して毎年キャンパスで開催している、障がいがある方たちのアート作品を紹介する「であうアート展」期間中のスペシャルイベントとして開かれました。表通りに面した大階段下の屋外広場には、人工芝を敷き詰めた特設会場が設けられ、流経大ダンス部、吹奏楽部のほか、付属柏高校の新体操部も参加し、寒さを吹き飛ばすパフォーマンスを披露しました。
また、「であうアート展」が今年巡回した東北地方から、東北障がい者芸術支援機構や岩手県釜石市の関係者の方々、そして千葉県成田市にある障がい者支援施設「生活工房」の三宅昌子理事長や仙台育英高校と成城高校(東京・新宿区)の生徒たちもトークゲストとして参加。さらに、“芸術の地産地唱”を掲げて地域に密着した音楽活動を続けるソプラノ歌手・枡本侑子さんがオペラを独唱。自らが指導する新松戸の混声合唱団CORO KOKOとともに、松江亜衣さんのピアノ演奏でヴェートーベンの「第九」なども披露し、冷雨の中、広場には美しいハーモニーが響き渡りました。そして、松戸市出身の落語家・春風亭昇々さんは、悪天候を逆手にとったトークや落語演目「初天神」で会場を沸かせ、“車椅子インフルエンサー”の中嶋涼子さんは、下半身不随となった小学生時代から「再び生きる力と夢を得た」映画との出会いなどをユーモアたっぷりに話し来場者を釘付けにしました。
今回のイベントは、企画、演出、運営、そして映像記録の撮影などに、流経大の学生約70人が携わり、会場設営やイベント進行に協力してくれた東放学園(東京・新宿区)とも連携して、雨にも寒さにも負けず、最後まで奮闘しました。
「であう広場」に集った誰もが自然と笑顔になり、“はじめまして”同士が様々な形でであい、触れ合う中で、地域や年代、立場を越えてつながり、1日を通して温かい空間を共有することができました。
11月30日が最終日となった「であうアート展2023」は、市民の皆さんをはじめ、近隣の幼稚園・保育園の園児たちや先生方、キャンパスがある新松戸や龍ケ崎周辺の鉄道会社の皆さん、地域の障がい者施設の方々、市役所の方、そして、学生・教職員など大学関係者を含め両キャンパスに合わせて約1840人が来場しました。会場に置かれたノートには、「一つひとつの作品がとても個性的で繊細かつ斬新で驚きました。もっとこのような展示を多くの人に知ってもらいたい」「ハートを鷲掴みにされました!!あふれ出る感性に心も体も熱くなりました」「全ての作品が感動でした。色彩の美しさ、緻密さ…胸がドキドキしています。元気をたくさんいただきました」など、初めて来場した方から、毎年来てくださっている方まで多くの感想が寄せられました。
※「であう広場~語る 食べる 体験する~」の様子は、J:COMチャンネル(柏市/我孫子市/鎌ヶ谷市/野田市/白井市/松戸市/流山市)の地域イベントや季節の話題など、旬の情報を紹介する『ジモトトピックス』で、12日2日(土)~8日(金)に放送されます。